今見ている景色にも歴史がある
2023-10-02
こんにちは、新入社員のKです。
事務所の近くに川と橋があって、そこから見える景色がきれいで情緒が揺さぶられるくらい良いのです。
そんな川沿いを歩いて見つけたカフェを今回は紹介します。
米粉のパンケーキに惹かれて行ったら、神田須田町の歴史ある食堂の創業者について知ることになりました。
今回行ったのは、「 淡路坂珈琲 お茶の水店 」です。神田万世橋の下はアーチ状になった所に沢山のお店がありますが、その中の1つです。
外観も趣深さがあります。
中は、テラス席のある入口入ってすぐの階と下がって川が眺められる半地下のような階があります。
私は下へ行きました。
お目当ては前述した通り、米粉のパンケーキです。私は米粉のパンが好きで、自分で米粉を買ってお菓子を作ったこともあります。
実家を出てから中々作ることができなかったので、お店に米粉を使ったメニューがあって嬉しかったです。
カフェで見つけるのも珍しい気がします。
シンプルなメープルバターかチョコバナナで迷い、チョコバナナパンケーキにしました。
飲み物は牛乳が1番合うと思ったので、アイスミルクを頼みました。
食べるのが楽しみです。
待っている間、セルフサービスの水を取りに行ったら面白そうなフリーペーパーを見つけたのです。
読んでみるとこのカフェには系列店があって、そのグループの創業者について書かれていました。
フリーペーパーのタイトルは「日本の食堂王と呼ばれた男」、その名を加藤清二郎です。
淡路坂珈琲は株式会社聚楽(じゅらく)という会社の系列店で、加藤清二郎が最初に手がけた食堂から続いているのです。
加藤は、25歳で1923年(大正12年)に神田須田町交差点の近くに須田町食堂を開店させることを決めます。
そして翌年、1人何役もこなし周りの協力もあり、西洋料理が安く食べられる店として人気店となったそうです。
その成功は彼が時代の変化とそれに伴う人々の要求に気づき、考え、歩き、修行したからこそと書かれていました。
フリーペーパーでたまたま見かけたお話が、ここまで長くなってしまいましたが、私自身とても良い勉強ができたと思っています。
さて、肝心のパンケーキですが口に入れた途端米粉の味がして美味しくいただきました。
自分で焼くとここまで均一な焼き色と形でできないので、お店クオリティで良かったです。
もちろん、アイスミルクともよく合いました。
私は、その土地の歴史を知るのが結構好きな方なので、今日は日々通勤して見かけている景色の歴史の一端を見た気がして嬉しく感じました。素敵な出会いに感謝します。
感慨深さに浸って長居をしてしまったので、そろそろお店を出ることにします。
長い語りに付き合ってくださりどうもありがとうございました。
では、またお会いしましょう。さようなら。